2007年10月8日月曜日

関東遠征釣行 2日目 「山田さん、大丈夫??」

朝7時、突然の携帯のアラーム音で二人は目を覚ましました。
今日は関東遠征2日目。
これから埼玉へ向かうのです。
昨日の疲れでまだ眠り足りない感じですが、のんびりしている暇はありません。
ホテルの部屋の窓から見える新宿のビル群を名残惜しみながら眺め、ホテルを後にしました。
今日の試合会場は、埼玉県朝霞市にある、「朝霞ガーデン」です。
ナビによると約1時間で到着とのこと。
朝ご飯を食べていなかったので、道中で喫茶店のようなものがあれば立ち寄ろうということになりました。
しかし車を走らせていても、なかなかそれらしき店が見当たりません。
前回の王禅寺戦の時も感じましたが、関東は喫茶店の数が少ないです。
と言うより、名古屋圏がかなりの喫茶大国。
普段はほとんど利用しないですが、いざ朝ご飯や何かを食べようとなったときに、すぐに入れる店がないというのは、非常に不便だと感じました。
そんなこんなで結局何も食べれずに、現地付近まで来てしまいました。
とそこへ目に入ってきたのは、かかしのマークが目印の、「山田うどん」でした。
ほかに良い店もなさそうなので、ここに入ることにしました。
どうやらチェーン展開しているようですが、内装は個人経営のうどん屋のようです。
10時前でモーニングの時間帯(正確には朝定食)だったので、二人とも朝限定の玉子焼き定食を注文しました。
ご飯にうどんと玉子焼きがついて出てきました。
朝からご飯を食べられる幸せに、僕らは心を満たされました。
さて食事も終わり、いよいよ試合会場の朝霞ガーデンに到着しました。
ここは都心から一番近い管理釣り場ということで人気で、すでにかなりの人が竿を出していました。
受付に向かうと、何やらプロのようなアングラーが、2人の雑誌記者の取材を受けていました。
さすがに関東の有名どころ、いろいろな人が来ています。
僕らは帰りの時間のこともあり、3時間券を購入しました。
キャプテンはラインの交換をしているので、僕は一足先に池に出ることに。
ここは池自体は4つあるのですが、それぞれの池が小さい分、プレッシャーの感じ具合は北方以上でした。
その上四方から攻められる分、魚のスレ具合も半端ではありません。
まずはゴールドのスプーンから攻めてみました。
しかしさすがはハイプレッシャー、アタリはまったくありません。
その後カラーを少しずつチェンジ。
アタリはほとんどありません。
これは昨日の午前中より、シビアな釣りになるかもしれません‥。
キャプテンもやってきました。
やはりそう簡単には釣らせてくれません。
しかしそんな状況でも、釣っている人は釣っているのです。
僕らのいる位置と対角線上の対岸には、受付で見かけたプロらしき人もバンバン釣っています。
しかもキャプテンがほしがっている、水中撮影可能なデジカメで写真も撮っています(笑)
やはり全体的にアングラーのレベルは高いです。
だからこそやる気は出るのですが‥。
そんな中キャプテンが悲痛の叫びをあげました。
「バラした~っ!!」
なんと彼は管理釣り場の主、イトウをかけたのですが、バラしてしまった様子。。
彼の作戦は魚の目の前にルアーを通して、イライラさせて喰わせるというものです。
10分粘ってようやく喰わせただけに、相当悔しい思いをしていました。
そういえば僕が始めてバスを釣った七色ダムでは、バスの目の前に何度もワームを通して、イライラさせて喰わすことができたのをハッキリ覚えています。
それはキャプテンに教えてもらったやり方でした。
イライラ作戦は、彼の得意技なのです。
僕はというとスプーンを諦め、好きなスタイルの一つ、トップで狙ってみることにしました。
ルアーを流れに乗せてみたり、アクションを加えてみます。
すると突然、「バコッ!!」と水面が音を立て、ようやく待望のヒットが生まれました。
ランディングネットがないので慎重にやり取りをし、朝霞ガーデン初フィッシュとなりました。
その後すぐにまたヒットがありましたが、残念ながらバラしてしまいました。
以降はアタリもあまりなく、奥の池へと移動することにしました。
ここは4つの池の中でも最も広さがありますが、水は若干にごりが入っています。
僕はクランクで狙ってみることにしました。
ボトム付近を高速で攻めていると、突然「グンッ!!」と激しい重みが。
と同時にかなりの勢いでラインが走っていきます。
「うわ~、スレでかかっちゃった~。。」
と思っていると、一瞬水面に顔を出してきました。
なんとこいつはドデカイ鯉でした。
奴はこの広い池を端から端まで移動していきます。
そしてこちらにはランディングネットがありません。
他の釣り人に迷惑をかけるわけにはいかないので、仕方なく勝負は放棄しようと思いました。
そう決意すると、ラインは見事に切れていきました。
鯉はA子川で釣ったからいいんです(笑)
すると次はキャプテンにヒットが!
ジョイバレーでも威力を発揮した、スティックルアーが今回も大活躍です。
しかも掛かった獲物は大きいです。
慎重に時間をかけ、見事にゲットしていました。
そしてキャプテン、なんとここからオリジナルルアー創作活動を開始するのです。
この棒ルアーの両端に針をつけ、棒の中心をラインで縛るというものです。
イメージとしてはキャッツキルのような感じでしょうか。
早速キャスト!
「おおっ!」
魚が追ってくるではありませんか。
続いてキャスト!
「おおっ!」
魚が喰いついてくるではありませんか。
しかし弱点は‥
○棒そのものにアタックしてくるため、針がかりしないこと。
○アタリがあったらその都度結びなおさなければいけないこと。
でした‥(笑)
これを克服できれば、かなりの新兵器になると思います。
そうこうしていると、終了時間の1時過ぎになっていました。
まだまだ釣り足りない感じで延長も考えましたが、王禅寺の二の舞を避けるため、ここで終了としました。
帰りのバスの時間まではまだ若干余裕があったので、こうなれば行くところは一つしかありません。
そうです、「市ヶ谷フィッシュセンター」、通称「IFC」です。
ここは都内でも有名な鯉の釣堀です。
駐車場探しに苦戦し、ようやく車を停めたところでキャプテンに異変が。
かなりの腹痛に苦しんでいます。
どうやら朝に定食で食べた、「山田うどん」がアタってしまった様子‥。
あわててマックのトイレに駆け込みました。
ただ大丈夫です、山田うどんはおいしいですよ(笑)
さて落ち着いたところで受付に向かいます。
1時間券を購入し、早速釣り座に入ります。
駅に入線する電車を見上げながら釣りをする、なかなか趣があります。
キャプテンは早速釣り上げています。
僕も負けじとウキを真剣に見つめますが、一向に動く気配がありません。
キャプテンは次々釣り上げています。
僕も負けじとウキを真剣に見つめますが、一向に動く気配がありません。
そうこうしているうちに、時間となってしまいました。
「一匹も釣ってないじゃん!!」
アタリは数回あったのみ。
結局最後の最後でボウズ(最近はデコるってよく聞くけど)になってしまいました‥。
今回は車で送ってもらっているので、ここ市ヶ谷駅でキャプテンとお別れです。
握手を交わし、僕はホームへと向かいました。
東京駅で定番の東京バナナを買い、バスへと乗り込みます。
そして数々の名勝負が行われてきた裾野、沼津、大井川、浜名湖を通り、自宅へと帰りました。
2日目は釣果的には今ひとつでしたが、関東のレベルというものを知ることができました。
そしてうどんの質も体感できました(笑)
本当に充実した2日間でした。
キャプテン長時間運転、ありがとう。
どんどん今後もこのように活動していきたいです。
そして次回関東に行く時は、帰りは新幹線かな(笑)
安物買いの銭失い、大切なのは時間です。
ホントにお疲れ様でした!!

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