2007年10月31日水曜日

伝説の封印を解く

2006年 10月31日

フィッシングパル佐野


またしても会社の同期と釣りに出かけました。
今回参加したのは、キング(?)・村田です。笑

彼の希望により、パル佐野さんで再チャレンジさせて頂きました。
前回の爆釣もあり、私キャプテンは彼にも簡単に釣らせてあげられるだろうと考えていました。


ところが、しかし、But!!


想像以上のタフコンディションに二人ともあえなく撃沈するところでした。


結果から申しますと・・・ハードで釣れん!!
トップウォーターもダメ、クランクもだめ、前回良さそうだったスピンテールのメタルバイブも×。
じゃあワームに・・・となりますが、やっぱり釣るならストロングな攻め方で行きたい。
よってテキサス・・・しかしこれまたNG。

BOX内のアイテムは一通り試しましたが、まとまったバイトがない。


それなら出すしかない。アイツを。

VIOS, Catskill Worm!!


はい、秒殺バイト・・・笑。
でも楽しくないので、得意の昼寝タイムに入りました笑!!


一方のキング・ムラタはプラグ、ゲーリーイモグラブ、加えてはスプーンを投入し試行錯誤していました。
しかし、渋さにしびれを切らしCatskillを投入。このワームの無敵さを実感していました。
その後、イモグラブを2、3個フックに掛けて「Dogkill」とか「Triple kill」などと言っていました。笑

夕方、私は昼間のリベンジを果たしました。
HAZEDONGとNEEDLE CRAWLERのそれぞれ頭をカットしたものを交互に使い、浮いたタフバスを次から次へとハンティングしていきました。



数は伸び悩みましたが、キング・ムラタも楽しんでくれたので良かったことにしましょう。
*Catskillの封印は1ヶ月たたない間に解かれてしましました笑。*














楽しかっ谷!~Joy Valley~

2007年 10月22日

フィッシングクラブ ジョイバレー(成田)



会社の同期と管釣りに行きました。
一応素人ではありませんので、ほっておいても「結び→キャスト→釣る」を勝手にやっていきます。
ということで、私キャプテンの役目は、パターン探し&アドバイスです。


昼からの開始だったので、夕方までの数時間でしたが、釣らせることができました。
パターンはピンクの重めのスプーンをスローに引くことでした。これだけが当たりで、ほかのパターンは見つけられませんでした。


まあ、このパターンで自分もBigOneを取れたので満足です!!

2007年10月16日火曜日

猫じゃらしの封印

2006年10月16日  フィッシングパル佐野

前回の「釣りパラダイス」戦で見事にバスに嫌われてしまったので、ネット検索でヒットしたバスの管理釣り場「フィッシングパル佐野」に調査に行ってきました。異国の地にいるので、言うまでもなくキャプテンソロ活動です。。。

ここは、なんと栃木県にあります(でも埼玉県と群馬県に程近い=都心からもそんなに遠くない)!!
早朝の首都高&東北自動車道を順調に進み、6時に到着しました。

試合開始の時間は6時半。熱心なアングラー達は既に並んでいました。
ここの管理人さんは、すごく心温かい方。一人ひとり丁寧に挨拶を交わしていきます。
初来場の私は10分ほどレギュレーションの説明を受け、ようやく水辺に立つことを許されます。
そう、レギュレーションの確立がしっかりなされています。

*バーブレスチェックあり。
*プライヤー所持者のみ釣りが可能。(常に携帯していること)

今までの管釣りの中で厳しさは一番でしょう。


さあ朝一はトップだ!MEGABASS Topwatersの出番です!
ANTHRAXを引いてみると一投目でガボッ!しかしミスバイト。
SIGLETTで岸際をネチネチ・・・ガボッ!またしても乗らず。
バイトはあるが、いまいち食いきらぬまま時合終了・・・

トップで反応が減ったため、MR-X GRIFFONを通します。
すると来ました!本日一本目、30cm前後のバス(これがこの池のAVEサイズ)。
それならばと、FLAPSLAPも通す・・・もう一丁追加!

ファーストムービングの調子が悪くなってきたとこで、HAZEDONGのジグワッキーを人口杭付近に落とします。フォールかピックアップ中にバイトがあるので、中層かな??と睨みを利かせる・・・

中層を意識し、尚且つ早く探れるBABY GRIFFONをチョイス。これが大当たりで、連チャンモード。
そのときに管理人さんがバーブチェックをしに来ました。そしてアングラー一人ひとりに声掛け&アドバイスをして回ります。
午後は場所を変えやってみました。VIOS DOTWORMのダウンショットで人口杭を狙っていきます。でも単発。この時点でファーストムービングの方が反応が良いと分析してたので、再びMR-Xで狙います。と、ワンキャストワンフィッシュ!!!中層では、このチャート系の色がキモだったのかも・・・。
じゃあ朝と同じくFLAPSLAPでいけるか??と思い、チェンジ。たまたま沖の浮きブイの横をかすめた時に・・・バホッ!!すぐさまリリースし、同じ事をするとバイト!分かった、分かちゃったかも笑!

ANTHRAXを違うブイ付近にキャスト!ブイの横、もしくはダイブさせ下側を通すと・・・ビンゴ!もう止まりません、ショーの始まりでした笑。DORUMやXJ-100でもイケると思いましたが、まくり過ぎて出なくなっちゃいました泣

ちょっと場を休めるため、ソフトベイトで杭周りを狙ってみます・・・しかしセコイやり方はしません。
テキサスリグで釣ってみたかったので、チャレンジしてみました。VIOS BABYBUMPEEのライトテキサスで挑みます。誘い方は至ってシンプル、フォール→軽いシェイク→リフト&フォール。
当たりがあったときは少し送り込んでから、がっちりフッキング!!
もちろん心の中では・・・「バンピー・・・ワーム!!」と叫びながらのフッキングです笑

SPINDLE WORMやCOUNTER GRUBも試しますが、BUMPEE系が一番よく反応します。
というか・・・VIOSやばい!!釣りつくしたかも笑


人口杭周りの、クランク→トップ→テキサスが僕のパターンとして完成しました。
夕マズメ、TYPE-XやSIGLEETで出したかったのですが、残念ながらタイムUPとなりました。

確かに、そこらの野池よりは簡単だろう。しかし釣れるには釣れるが、考えてやらないと爆釣にはたどり着けません。そんな管釣りの本質的な醍醐味(?)が味わえるとても素晴らしいフィールドでした!

最後にふと気づきました・・・「あ、今日CatKill使ってねぇや」。笑


ちなみフィッシングパル佐野さんのHPに写真が掲載されてますので、良ければどうぞ。
http://www.palsano.com/index.html
私の写真は後日アップロードします!

2007年10月8日月曜日

I say !! You say !?

10月7日 新宿

昨日、ETCを取り付けたので、カードをスピード発行してもらうべく新宿に行きました。
って、わざわざそのために新宿へ…??まさか、そんなはずがありません。

そう、来るんです!!

シャチョーが…笑

伊東由樹が!!

『メガバスの赤本Ⅱ』の発売記念イベントで、本屋に。
休みがたまたま重なったんで、行かない理由はないでしょう!

今回はさすがに書店でのイベントだけあってFショーみたいな感じではありません。
かなり、静か目のトークショーでした。
釣りの話はもちろんでしたが、それ以上に深い話もしていました。

ひとつは、釣りやアウトドアを子供の教育の一環にしてみては…?というパパさんアングラーへの提案。
最近は危ないから水辺には近づくな…というのが世間の正論になっているけど、
本当はもっと自然から色々な「五感」を学ばなければいけないんじゃないかと…。
テレビゲームでは得られない、アソビの本質が釣りや水遊びにはあると。

ふたつめは、人って「衣・食・住」が必要だって言うけれど、本当は「衣・食・住・遊(悠)」が必要なんだと言ってました。
車好きでも、サーフィン好きでも、アソビを大切にしてる人って生き生きしてるって。
MEGABASSとしてはその「遊」のココロを大切にし、モノ作りを進めていきたいって。

でもMEGABASSってすごい企業だと、改めて思いました。だってMEGABASSの技術がNASAの宇宙開発の技術に応用できるくらいにまで来てるらしい。素材学はかなり進歩してるそうです。

釣りの素晴らしさ、釣りのすごさを再認識できたトークショーでした。
もちろんシャチョーの釣りに対する考え方の深さにも。

途中、たまたまOFFで東京に来てたカナモもちらっと顔を覗かせていました。

最後にMEGABASSからプレゼントがありました。
ルアーとDESTROYERのキーホルダーがありました。
私はキーホルダーを選びました、すると伊東さんが…

「さすが、分かってますね~、実はキーホルダーの方がレアですからねぇ~」

と言ってました笑

関東遠征釣行 2日目 「山田さん、大丈夫??」

朝7時、突然の携帯のアラーム音で二人は目を覚ましました。
今日は関東遠征2日目。
これから埼玉へ向かうのです。
昨日の疲れでまだ眠り足りない感じですが、のんびりしている暇はありません。
ホテルの部屋の窓から見える新宿のビル群を名残惜しみながら眺め、ホテルを後にしました。
今日の試合会場は、埼玉県朝霞市にある、「朝霞ガーデン」です。
ナビによると約1時間で到着とのこと。
朝ご飯を食べていなかったので、道中で喫茶店のようなものがあれば立ち寄ろうということになりました。
しかし車を走らせていても、なかなかそれらしき店が見当たりません。
前回の王禅寺戦の時も感じましたが、関東は喫茶店の数が少ないです。
と言うより、名古屋圏がかなりの喫茶大国。
普段はほとんど利用しないですが、いざ朝ご飯や何かを食べようとなったときに、すぐに入れる店がないというのは、非常に不便だと感じました。
そんなこんなで結局何も食べれずに、現地付近まで来てしまいました。
とそこへ目に入ってきたのは、かかしのマークが目印の、「山田うどん」でした。
ほかに良い店もなさそうなので、ここに入ることにしました。
どうやらチェーン展開しているようですが、内装は個人経営のうどん屋のようです。
10時前でモーニングの時間帯(正確には朝定食)だったので、二人とも朝限定の玉子焼き定食を注文しました。
ご飯にうどんと玉子焼きがついて出てきました。
朝からご飯を食べられる幸せに、僕らは心を満たされました。
さて食事も終わり、いよいよ試合会場の朝霞ガーデンに到着しました。
ここは都心から一番近い管理釣り場ということで人気で、すでにかなりの人が竿を出していました。
受付に向かうと、何やらプロのようなアングラーが、2人の雑誌記者の取材を受けていました。
さすがに関東の有名どころ、いろいろな人が来ています。
僕らは帰りの時間のこともあり、3時間券を購入しました。
キャプテンはラインの交換をしているので、僕は一足先に池に出ることに。
ここは池自体は4つあるのですが、それぞれの池が小さい分、プレッシャーの感じ具合は北方以上でした。
その上四方から攻められる分、魚のスレ具合も半端ではありません。
まずはゴールドのスプーンから攻めてみました。
しかしさすがはハイプレッシャー、アタリはまったくありません。
その後カラーを少しずつチェンジ。
アタリはほとんどありません。
これは昨日の午前中より、シビアな釣りになるかもしれません‥。
キャプテンもやってきました。
やはりそう簡単には釣らせてくれません。
しかしそんな状況でも、釣っている人は釣っているのです。
僕らのいる位置と対角線上の対岸には、受付で見かけたプロらしき人もバンバン釣っています。
しかもキャプテンがほしがっている、水中撮影可能なデジカメで写真も撮っています(笑)
やはり全体的にアングラーのレベルは高いです。
だからこそやる気は出るのですが‥。
そんな中キャプテンが悲痛の叫びをあげました。
「バラした~っ!!」
なんと彼は管理釣り場の主、イトウをかけたのですが、バラしてしまった様子。。
彼の作戦は魚の目の前にルアーを通して、イライラさせて喰わせるというものです。
10分粘ってようやく喰わせただけに、相当悔しい思いをしていました。
そういえば僕が始めてバスを釣った七色ダムでは、バスの目の前に何度もワームを通して、イライラさせて喰わすことができたのをハッキリ覚えています。
それはキャプテンに教えてもらったやり方でした。
イライラ作戦は、彼の得意技なのです。
僕はというとスプーンを諦め、好きなスタイルの一つ、トップで狙ってみることにしました。
ルアーを流れに乗せてみたり、アクションを加えてみます。
すると突然、「バコッ!!」と水面が音を立て、ようやく待望のヒットが生まれました。
ランディングネットがないので慎重にやり取りをし、朝霞ガーデン初フィッシュとなりました。
その後すぐにまたヒットがありましたが、残念ながらバラしてしまいました。
以降はアタリもあまりなく、奥の池へと移動することにしました。
ここは4つの池の中でも最も広さがありますが、水は若干にごりが入っています。
僕はクランクで狙ってみることにしました。
ボトム付近を高速で攻めていると、突然「グンッ!!」と激しい重みが。
と同時にかなりの勢いでラインが走っていきます。
「うわ~、スレでかかっちゃった~。。」
と思っていると、一瞬水面に顔を出してきました。
なんとこいつはドデカイ鯉でした。
奴はこの広い池を端から端まで移動していきます。
そしてこちらにはランディングネットがありません。
他の釣り人に迷惑をかけるわけにはいかないので、仕方なく勝負は放棄しようと思いました。
そう決意すると、ラインは見事に切れていきました。
鯉はA子川で釣ったからいいんです(笑)
すると次はキャプテンにヒットが!
ジョイバレーでも威力を発揮した、スティックルアーが今回も大活躍です。
しかも掛かった獲物は大きいです。
慎重に時間をかけ、見事にゲットしていました。
そしてキャプテン、なんとここからオリジナルルアー創作活動を開始するのです。
この棒ルアーの両端に針をつけ、棒の中心をラインで縛るというものです。
イメージとしてはキャッツキルのような感じでしょうか。
早速キャスト!
「おおっ!」
魚が追ってくるではありませんか。
続いてキャスト!
「おおっ!」
魚が喰いついてくるではありませんか。
しかし弱点は‥
○棒そのものにアタックしてくるため、針がかりしないこと。
○アタリがあったらその都度結びなおさなければいけないこと。
でした‥(笑)
これを克服できれば、かなりの新兵器になると思います。
そうこうしていると、終了時間の1時過ぎになっていました。
まだまだ釣り足りない感じで延長も考えましたが、王禅寺の二の舞を避けるため、ここで終了としました。
帰りのバスの時間まではまだ若干余裕があったので、こうなれば行くところは一つしかありません。
そうです、「市ヶ谷フィッシュセンター」、通称「IFC」です。
ここは都内でも有名な鯉の釣堀です。
駐車場探しに苦戦し、ようやく車を停めたところでキャプテンに異変が。
かなりの腹痛に苦しんでいます。
どうやら朝に定食で食べた、「山田うどん」がアタってしまった様子‥。
あわててマックのトイレに駆け込みました。
ただ大丈夫です、山田うどんはおいしいですよ(笑)
さて落ち着いたところで受付に向かいます。
1時間券を購入し、早速釣り座に入ります。
駅に入線する電車を見上げながら釣りをする、なかなか趣があります。
キャプテンは早速釣り上げています。
僕も負けじとウキを真剣に見つめますが、一向に動く気配がありません。
キャプテンは次々釣り上げています。
僕も負けじとウキを真剣に見つめますが、一向に動く気配がありません。
そうこうしているうちに、時間となってしまいました。
「一匹も釣ってないじゃん!!」
アタリは数回あったのみ。
結局最後の最後でボウズ(最近はデコるってよく聞くけど)になってしまいました‥。
今回は車で送ってもらっているので、ここ市ヶ谷駅でキャプテンとお別れです。
握手を交わし、僕はホームへと向かいました。
東京駅で定番の東京バナナを買い、バスへと乗り込みます。
そして数々の名勝負が行われてきた裾野、沼津、大井川、浜名湖を通り、自宅へと帰りました。
2日目は釣果的には今ひとつでしたが、関東のレベルというものを知ることができました。
そしてうどんの質も体感できました(笑)
本当に充実した2日間でした。
キャプテン長時間運転、ありがとう。
どんどん今後もこのように活動していきたいです。
そして次回関東に行く時は、帰りは新幹線かな(笑)
安物買いの銭失い、大切なのは時間です。
ホントにお疲れ様でした!!

2007年10月4日木曜日

関東遠征釣行 1日目 「いくじなし‥」

釣行日 2007年9月25・26日(火・水)

まだまだ夏の暑さが残る9月25、26日と、管釣の聖地である関東地方へ遠征に出かけました。
2週間前の王禅寺についで、ハイペースでの巡業です。

今回は前日の24日に夜行バスで出発し、25日の朝一で試合をするという作戦です。
珍しく夜はある程度眠ることができ、気持ちよくキャプテンの待つ、成田市の駅へと向かうことができました。
さて1日目の試合会場は、キャプテン宅からわずか十数キロの距離にある、「釣りパラダイス」という管理釣り場です。
名前の通り、本当に「パラダイス」になることを期待しつつ、会場へと向かいました。
移動手段はもちろんキャプテンのNEW CARです。
前回は電車の時間のためにキャプテンに法を犯させてしまったので、今日は時間を気にせずのんびりとドライブを楽しみます。
しかしさっそく渋滞にはまってイライラモードの二人ですが‥
そんなこんなで釣りパラダイスに到着しました。
周りは山の中の住宅地という感じで、池の隣にはなぜか廃墟と化した要塞のような建物がありました。 これは間違いなくできます、メタルギアごっこが(笑)

さっそく武器‥ではなくタックルのセットをし、受付へと向かいました。
どこからともなくラジオの演歌が流れてくるなぁと思っていたら、それは受付のおじいちゃんの歌声でした(笑)
この独特の雰囲気に驚かされつつも、予定通り一日券購入の旨を伝えました。
しかし逆に、「一日券ですか?!?!」となぜか一日券購入者が珍しそうな言い回し。
チケット購入後には、「今はトラウトはちょっと厳しいですねぇ」
そういうことですか‥。前回の王禅寺に続き、今回もシビアな勝負になることが予想できました。

ここの釣り場の特徴として、トラウトポンドの他に鯉・タナゴ・ヘラ・そしてバスポンドがあるのです。
去年の北方で釣れた、奇跡のバス(サイズ10センチほど‥)以来1年越しのバス開きをするべく、僕らはまずバスポンドへと向かいました。
雰囲気はまさに野池という感じです。
こういうタイプの池は‥‥僕にはまったく釣れる気がしません(笑)
キャプテンはさすが本業ということで、見事なキャスティング技術で、葦周りや小枝の下を攻めていきます。

僕はというと、早々と10分でトラウトポンドへ移動しました。。
トラウトポンドは完全にマッディーで、魚の様子はまったく見えません。
そして思った以上に小さな池でした。
そんなポンドにはすでに先客が2人いました。
しかし、まったく釣れていない様子。
僕は気合を入れて、1番バッターのゴールドスプーンから攻めてみました。
アタリまったくなし‥
その後次々カラーチェンジ。
アタリほとんどなし‥
30分ほど過ぎたところで、ルアー回収寸前でようやくヒット!
しかし油断しすぎていたため、あっさりバラしてしまいました‥
その後はごくたまにアタリがある程度で、開始から1時間以上過ぎていました。
ここでバスポンドからキャプテンが帰ってきました。
バスの姿は確認したものの、ヒットさせることはできなかったようです。
どちらの池も相当シビアな世界です。
まったく釣れる気配がないので、ボーっとしながらキャスティングを続けていると、キャプテンが無言で近づいてきました。
その手に持ったネットの中を見ると、なんとマスがいるじゃないですか!
あとから来たキャプテンに先を越されてしまったので、焦りとともにキャスティングを続けますが、このシビアな状況は一向に変わらず。
気力は完全に失われてしまいました。
そして本当にボウズを覚悟しました。
1日券なんて買わなければよかった。
おじいちゃんの話をもっと聞いてあげればよかった。
お昼過ぎでしょうか。
おじいちゃんが3人程集まっています。
もはや最初の受付のおじいちゃんが誰か、見分けがつきません。
どうやら池の隅の網で囲まれた一角に大量のマスが固まり、これからその網を取って一斉放流するというのです。
そしてその数がなんと2000匹だそうです。
おじいちゃんが網の場所へと、手漕ぎボートで移動していきます。
そのボートの傾き具合が半端ではなく、ちょっと押したらすぐに水没してしまいそうなくらいです(笑)
僕はその作業の様子を気にしつつ、気合を込めてキャスティングを開始しました。
キャプテンはしばし、座りながらの仮眠です。
そこへ‥‥
ようやく待望のヒットになりました!
水面を切り裂く音で、キャプテンが目を覚ましました。
慎重にネットイン。
これで重かった重かった肩の荷がおりました。
さて、ここからついに始まるのです。
パラダイスの名にふさわしいパラダイス物語が・・・・・・・・
おじいちゃん達の作業の甲斐あって、放流効果が抜群に効いてきました。
ここからワンキャストワンヒット状態に入ります。
今までの静けさが嘘のように、僕らは水面に激しく音を立てさせています。
ポイントは島の横です。
キャプテンもスプーンで次々にあげていきます。
とそこへ今までより少し大きな引きが。
上げてみると、それはなんと大きなヤマメでした。

人生初のヤマメ、それもこんなグッドなサイズで、かつきれいな魚体。
パラダイス気分です。
さらに続けていると、今日一番の大きな引きの魚に当りました。
これは大物だ!と確信し、宅配便で送ってきたマイロッドを慎重に操り、見事にネットへと収めました。大きくて立派なきれいな魚体。
パラダイス気分です。
キャプテンに写真を撮ってもらったのですが、撮り終わったところでおじいちゃんが、
「早く水に戻して!!」
と大声で叫んできました。
今までで最短の写真撮影でした(笑)
ところがこのファイトを楽しませてくれたマスくん、リリースしても元気がありません。
水面をバシャバシャさせ酸素を送ったり、尻尾をつかんで前後に揺するも、一向に回復しません。
それを見ていたおじいちゃんが救命措置を交代し、やさしくいたわるようにマスを手当てしました。
患者への声かけも忘れません。
「おい、いくじなし。どうした。」
僕はこの光景が、おじいちゃんが愛するおばあちゃんを看病するときのような様子にしか見えませんでした。
キャプテンと二人で感動しました。
一つの命を大切にする気持ち。
釣り人なら誰しも持っていなければならないこの気持ちを、改めて考えさせられました。


そんなこんなで夕方になったので、今日の宿がある新宿を目指し、釣りパラダイスを後にしました。
一時はどうなることかと思いましたが、おじいちゃん達の努力により、気持ちよく終わることができました。
ここのスタッフ(何度も言いますがおじいちゃん)の魚に対する思いやりの心は、どの管理釣り場よりも強いと思います。
このような管釣りを経験できたことは、間違いなく今後のプラスになると感じました。
さて新宿へは高速を使います。
途中ディズニーランド、お台場等、車から景色が見れたということで、新鮮で一人興奮していました(笑)田舎者に取ってはあこがれの花の都東京、レインボーブリッジからの景色はまるで香港を思わせるものでした。
橋の上からその景色を眺めているカモメは、世界一贅沢なヤツです(笑)
途中東京名物の渋滞に巻き込まれましたが、無事に新宿にある「東○ビジネスホテル」に到着しました。
ロビーには中国からの団体と見られる客がたくさんおり、ちょっとした海外旅行気分になってきました。
部屋はかなりせまく、ベッドの間隔もキツキツなのですが、寝るためだけの僕らには関係ありません。何せキャプテンは床でも寝れるんですから(笑)
休む間もなく、腹ごしらえに新宿の街へと繰り出しました。
協議の結果、ステーキを食べようということで店探しをし、1軒のステーキ屋へ入りました。
おいしいステーキに満足し、ここから30分程、自由行動です。
ホントにまるで海外旅行の気分です(笑)
僕が目指したのはやはり(?)ドンキホーテです。
靴のコーナーをブラり。
前回の反省点、「安物買いの、銭失い」にならないよう注意して見ていましたが、やはりドンキならではの安さに心が揺らぎます。
こうなったら選択肢は「安物買いの、衝動買い」しかありません。
さっそくマイサイズを探してみますが、あいにく0.5センチの差で置いてありません。
試しに大きいサイズを履いてみますが、しっくりくるはずがありません。
泣く泣くドンキを後にしました。
この借りは名古屋のドンキで返します。
キャプテンとアルタ前で落ち合い、ホテルへと帰りました。

大浴場で汗を流しますが、あとから入ってきた猿岩石風の二人組みが、あろうことか体を一切流さずにそのまま湯船に入り込んだのです。
おまけに湯船の湯を口に含み、その水でうがいをする始末。
いったいどういう神経をしてるのでしょう。
この浴場は温泉ではなく単なる湯で、しかもこんな猿岩石が入った湯に長居ができるわけがないので、すぐに上がって部屋に戻りました。
その後はテレビを見つつ、タックルの準備をし、朝から行動した疲れがたまっていたので、すぐに就寝としました。
キャプテン、長距離の運転、ありがとう。
渋滞の中のクラッチ操作、お疲れ様でした。
1日目はいい釣りができて、おいしいものが食べれて、新宿も見て回れて、かなり充実していました。
明日も朝から、今度は一路埼玉へ向かって出発します。
明日の釣果を期待して、おやすみなさい。