2009年5月31日日曜日

名古屋帰省戦1日目 ~大江の流れ~

釣行日 2009年5月23日(土)
試合会場 大江川


今日は久しぶりにキャプテンが千葉からフォレスターに乗って帰ってきました。
最近釣行毎にいい釣果を残しているキャプテンからバス釣りの技術を学ぼうと、初日のこの日は大江川でのバスフィッシングに目的が決まりました。

昼過ぎにフィッシング遊で合流し、今日のメインとなるスモラバタックル等を購入し、早速現地に向かいました。
今日はそれぞれの車で出動しているので、キャプテン車との久しぶりの並走を楽しみます。
途中道を間違え、荒地に踏み行ってしまったこともありましたが、1時間程で無事ポイントに到着しました。

自分には初めての大江でしたが、川は予想以上にマッディでした。
早速スピニングに先程購入したスモラバタックルをセットします。
キャプテンの戦術は、太陽が差していないシェード側の護岸を一旦スモラバを底まで落とし、3回程軽くしゃくり、リールを巻き再び底に落とすという誘い方です。
自分もこの方法を教えてもらい、キャプテンの後を探っていきます。

一度「クククッ」というアタリのようなものがありましたが、それ以外は全く反応がありません。
もちろんそんなに簡単に釣れるとは思っていませんが、それでも自分はこの大江川で釣りをしているのを、とても楽しく感じていました。

1時間程経ち、先行しているキャプテンの様子を見にいこうと近づいていくと、何やらロッドが曲がっているのが見えます。
慌てて駆け寄ると、彼は必死で何物かとファイトをしています。

まさか目の前でバスをかけるとは思いもせず、亀でもかかったのかなと軽い気持ちで見ていると、水面にまぎれもなくヤツの姿が浮かび上がってきました。
「タモがいるな・・」
キャプテンがそう漏らすほどの魚体は、40UPは確実のブラックバスです。

彼の実力をまさにリアルタイムで見られることに、僕はただ興奮しています。
このとき護岸から水面までは少し高さがありましたが、素人の自分はこれなら取れるだろうと甘い考えでいました。
彼は体を倒し、必死で手を伸ばしてハンドランディグの体勢を作ります。
しかしやっと指が口に触れた瞬間・・・
「ぷっつん・・」
むなしくラインブレイクを起こしました・・
あまりのショックに、彼はその場に倒れこみました。
流れが悪いです・・


気持ちを立て直すためにムービー撮影によるレクチャーをし、再び気合いを入れます。
そして下流へと再び歩を進めていきます。
しかしその後もヒットには至らず、夕方ということもあり、ベイトタックルでのスピナベ戦法に変更しました。
もはやキャストもままならなくなっている自分も、キャプテンの指導によりかなり改善されました。

しかし自分達のすぐ近くに挨拶なしに入りこんでくるグループが登場し、キャプテンも怒り心頭になります。
僕としては北方での「釣りバカ隣人トラブル」の二の舞だけは避けてほしいと願っていました。
北方でのトラブルというのは、隣の釣り人がこっちの投げている方向に何度もキャストしてきて、結果お祭り騒ぎになったことにキャプテンがブチ切れて、言葉での暴力対決が切って落とされたというものです。

幸い今回は何事もありませんでしたが、何か釣れるような感じもしないので、ここで納竿としました。
僕は全くの坊さんでしたが、一人では得られない基本的な釣りのやり方をいろいろと学ぶことができ、充実感のある釣りでした。
そしてこのあと夜にはナマズへ行くことに決定しました。
リベンジをそこで果たします。

小腹が空いたのとトイレ休憩のために、近くのコンビニへ立ち寄りました。
フライドポテト等を食べお腹を満たしたあとは、ナマズ戦の買出しのために釣具店へと車を走らせます。

今度もまたキャプテンの車の後を追従していきます。
しかしこれがいつもうまくいくわけでなく、信号待ちで2台が分断されてしまうこともしばしばです。
そんな時はキャプテンが路肩に停車して待っていてくれるのですが、今回は青になっても一向に進む気配がなく、どんどん2台の距離が縮まっていきます。
ちょうど待機してくれている場所が別の釣具屋の前だったので、僕はここに入るのだと思い、キャプテン車を追い越しこの釣具屋へ入りました。
しかし単に信号が青になったのに気づかなかっただけのようで、駐車場をUターンし、当初の予定の釣具店へと再び走り出しました。
連携プレーミスです。

現地で買出し後、車へ戻るとキャプテンが神妙な面持ちで近づいてきました。
「さっきの駐車場で後ろぶつけた?」
という彼の質問が始めはよく理解できませんでしたが、彼の車の後ろを見てみると、バンパー部分が大きくへこんでいました。
本人にもぶつかった音や衝撃が全く感じられなかったようで、どこでこんな状況になってしまったのかわかりません。
駐車場でUターンした釣具屋へ戻ってみるも手がかりはなく、成す術もありません。
流れが悪いです・・

重苦しい雰囲気のままナマズの川へ出向くも当然士気が上がるわけもなく、早々と釣り場を後にし、夕食を取りにマックへと向かいました。

キャプテンは名古屋に滞在中にこのヘコミを直すということに決めました。
車で帰省するのはリスキーだということを改めて理解し、明日の瑞浪戦は楽しもうと心に決めて1日目は終了となりました。

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