釣行日 2008年6月2日(月)
試合会場 ジョイバレー(千葉県)
ついにこの日がやってきました。
関東管釣り旅行の日です。
直前まで休みの予定が分からなかったキャプテンに不安を感じていましたが、無事にキャプテン、ミスター、そしてミニミニの3人で試合を迎えることができました。
今回のプランは‥
1日目は千葉県の「ジョイバレー」で試合をし、夕方に茨城県の土浦市まで移動。
そこでナイター営業の管釣り、「フィッシングエリアJ」を調査する。
そして宿で休む。
2日目は隣の石岡市に移動し、新しくできた管釣り、「ミッドクリークフィッシングエリア」を調査する。
その後都内へ移動し、時間があれば市ヶ谷にある鯉の釣堀、「市ヶ谷フィッシュセンター」で勝負する。
というプランです。
ミスターは仕事の関係で、仕事帰りに直接掛川から新幹線を使い、キャプテン宅に前日INしています。
僕はというと、例によって関東遠征時はお決まりの夜行バスを使います。
自宅近くの駅から乗ることができるし、何より朝一番に東京に着くという所が気に入っているのです。
ところが今回のバスの旅は悲惨なものでした。
見たところ僕らより少し若い感じのメタボな男性が、途中のバス停から隣に乗ってきました。
席に座るやいなや、その人はすぐに寝始めました。
そしてしばらくすると、とんでもないいびきをかき始めたのです。
僕は完全に寝る体勢に入り耳栓もしていたのですが、彼の不快ないびきは耳栓を突き破り、僕の脳を刺激してくるのです。
何度もそのいびきによって目を覚まさせられ、寝不足なまま東京の朝を迎えることになってしまいました。
お願いだから自分のいびきを自覚して、何らかの対策を取ってください。
京成電鉄に揺られてキャプテンの住む町の駅に降り立ち、しばらくすると彼の愛車フォレスターが登場し、キャプテンとミスターが出迎えてくれました。
久しぶりの3人の再会です。
さぁ、まず向かう先は・・腹ごしらえにドトールです。
千葉での朝食は、ここが定番になっています。
お腹が満たされたところで早速向かいましょう、今日の試合会場のジョイバレーへ!
20分程のドライブで現地に到着しました。
1年前は苦労して電車と徒歩で行ったのに、やはり車は便利ですね。
駐車場から池を見渡してみると、思ったよりお客さんがいません。
これなら気持ちよく釣りができそうです。
ラゲージスペースから、あらかじめ宅配便で送っておいたロッドを取り出し、タックルのセッティングに取り掛かります。
受付で8時間券を購入し、さらにネットをレンタルし、いざ釣り場へと向かいます。
時刻は9時、実釣開始です!
受付の人からは、表層でアタリが多いというアドバイスを受けました。
その言葉通りに、魚も表層でライズしているのが見て取れます。
最初の数投はシルバーのスプーンで狙ってみますが、アタリがありません。
キャプテンはヒットさせているようですが、途中でバラしてしまっています。
色をチャート系に変えてみると強いアタリがあり、見事に最初の1匹をゲットしました。しかし連発というわけにはいきません。
その後はカラー、スプーンを変えながら、ポツポツと釣れる感じです。
キャプテンはスプーンを使ったりトップを試したりと、果敢に攻めていきます。
あらゆる釣りに精通している彼のテクニックに、マスはただ呆然と釣られるだけです。
ミスターもクランクを有効的に使い、マスをゲットしています。
必殺ウェポン、くもルアーも使用しているようです。
そしてこの後、釣り部の歴史を変える瞬間が訪れるのです。
ミスターが隣の池でソロで釣りをしている頃、僕の横のキャプテンが激しいアクションと共に雄たけびを上げたのです。
「イトウ喰った!!」
慌てて水中を見てみると、巨体が暴れまわっています。
ついにキャプテンは管理釣り場の主、イトウを掛けることに成功したのです。
あとはバラさないように手元に寄せるだけです。
興奮する気持ちを抑えながら、慎重にロッドを操ります。
激しくドラグを鳴らし、このボスは首を振って抵抗します。
そして一瞬その巨体が水面に見えたかと思うと、そのまま見事にキャプテンのネットへと納まっていきました。
1年前のジョイバレー、そして朝霞ガーデンで捕獲に失敗した悔しさを、ついにこの場で晴らすことができたのです。
この胴長のボディをミスターにも報告し、写真撮影のため受付へと向かうと、すでに管理人がカメラを手に構えていました。
憧れだった店内のギャラリーに、キャプテンの勇姿が仲間入りすることになるのです。
写真撮影に続き、管理人のメジャーで確認すると、なんと67センチのビックワンでした。
しかしここで予想外に事態に見舞われるのです。
使用ルアーやラインなどのアンケートを取り、最後に魚をどうやって持って帰るのかと聞かれ、
「リリースします。」
とキャプテンが答えると、
「これはもうリリースできないよ。」
と笑って返されました。
仕方なく発砲スチロールを手に入れ、その場でさばくことになったのですが、まだ今日は旅の初日。
このイトウの運命は・・秘密です(笑)
全体的にシビアな状況になってきて、お腹も空いてきたので、ここで食事タイムとなりました。
管理ハウスに戻ってカップメンを購入します。
ここの釣り場は全て後払いというシステムを採っています。
商品購入時にチェックインの時に与えられた個人番号を見せれば、品物の金額等が記録され、最後に帰るときに支払うというものです。
ついつい値段を気にせず買ってしまいがちになりそうですが、今回はあとが怖いのでドリンクは諦め、カップ麺だけにしました。
お菓子が売ってたら間違いなく買ってしまうんでしょうけどね(笑)
この昼休憩は少しゆっくりして、約1時間程取りました。
管理ハウスの一面に貼られてあるビックな魚達の写真を目にし、俄然士気が高まります。
後半は午前とは違う場所で開始しました。
開始1投目、表層を引いてくるといきなりヒットです。
その後はポツポツと釣れていきます。
管理ハウスに近い側で釣りをしている常連と思わしきアングラーは、ほぼ1投1匹のペースで釣っています。
それを見て悔しい思いをしますが、ただ見てるわけにはいきません。
攻め方をクランクに変えてみると、アタリの数がグンと増えました。
クランクのローテーションで対抗します。
キャプテンとミスターは、少し離れた岬の方に移動しました。
遠くからでも、魚とのファイトの水しぶきの音が聞こえてきます。
僕はというと、クランクに少し反応がなくなってきたので、常連さんのように表層をスプーンで早引きしてみました。
すると強いアタリが出てバラシも少なくなりました。
これにもアタリが少なくなってきたところで、僕はどうしても使いたくなってしまったのです、トップが。
必殺くもルアーやちょうちょ、元祖浜名湖で拾ったペンシル等で勝負してみますが、バイトはあるもののなかなかフッキングまでいたりません。
悔しいけれど、そこがトップの面白いところです。
次にカゴ売りで買ったティムコの激安シケイダーで、小刻みにシェイキングしながら引いてくると、これが大当たり!
1キャストに数バイトがあり、フッキング率も高くなりました。
魚が喰いつく瞬間がダイレクトに見られ、自分の操作で掛けていくというトップの醍醐味を存分に楽しみます。
こうなってくると試合の時にはぜひとも収めたい、ムービーの登場です。
キャプテンにカメラを構えてもらい、ムービースタートです。
「え~、ども。さあ今日1年ぶりにまたジョイバレーにやってきました。」
というオープニングトークから始まり、さっそく実釣開始です。
しかし例によってアタリは1キャストに数回あるのですが、さっきまでとは違いフッキングまでいたりません。
途中ムービーにつき物のハプニングがありましたが、残念ながら本番中に釣果をあげることはできませんでした。
その後Take2に挑戦しましたが、テープ切れのためお蔵入りとなりました。
実に悔しい展開となりましたが、次回の試合では必ず本番中にゲットすることを誓いました。
気を取り直して元のゲームに戻りますが、ここでミスターが、
「時間大丈夫??」
とたずねてきました。
キャプテンと僕はよく理解できなかったのですが、聞くともう終了時刻の5時になってしまっているとのことでした。
5分前でもなく、まさにデットラインの時間なのです。
僕達は夢中になっており、すっかり時間のことを忘れてしまっていました。
「まだこれから!」
という惜しい気持ちが残りますが、タックルを片付け、料金を精算しました。
朝から始めたのに、もう夕方。
釣りをすると1日はあっという間に過ぎてしまいます。
次なる目的地は茨城県土浦市の「フィッシングエリアJ」です。
最近すぐに寝るくせがついてしまっているので、車中でもいつの間にか眠りについていました。
気づいたら茨城県に入っていて、人生初の茨城県に突入する瞬間を逃してしまいました。
現地近くに到着する頃には、辺りはすっかり暗くなっていました。
看板もなく、ナビにも正確な場所が表示されなかったので、たどり着くのが少し難しかったです。
この釣り場というのが、ナイター営業でも照明が設置されていないという情報があり、実際に着いてみると、わずかに1本の蛍光灯が光っているのみでした。
なんとなく釣りをするのがシビアな状況と察知し、料金のこともあり、ここでの釣りは断念することになりました。
さて時間も時間なので、ホテルより先に食事を取ることになりました。
どこにしようかという会議が始まってすぐ、良さそうなステーキ屋さんがあったので、満場一致でここに決定しました。
こんなにすぐに食事場所が決まったのは、釣り部始まって初めてではないでしょうか(笑)
お店の名前は「ステーキ宮」と言います。
3人一緒でハンバーグ&カットステーキを頼んだのですが、ここの特徴はなんと言ってもドリンク・スープバーの種類の豊富さです。
スープだけでもコーンスープなど5種類程あり、ドリンク類はミックスできる装置があったりと、至れり尽くせりです。
さらにお茶に関しては十数種の茶葉から、自分で好きなものを選ぶことができるのです。
ここまで豊富なオプションが楽しめるのは、初めての経験です。
もちろんメインのお肉に関しても超1級品!
十分に満足して店を出ました。
ホテルには冷蔵庫が設置されていないようなので(超廉価なビジネスホテルなので)、あらかじめコンビニで飲み物等の買出しを行います。
釣り部の旅には定番のUNOがもしかしたら売っているかもと期待したのですが、置いてあったのはヘアワックスのUNOでした(笑)
そうして車で繁華街をすり抜け、裏道に入ったところに僕達のホテルがありました。
車の駐車場が分からず、ホテルの人に尋ねようと中に入ろうとすると、入り口にはなぜか石像が置いてありました。
そして扉を開けると、怪しげなメロディが流れてきます。
中からは少しお年を召した男性スタッフが出てきました。
言われた場所に車を止め、チェックインを済ませカギを渡されて部屋へと向かいました。
部屋に入ったのはいいのですが、扉のカギの掛け方が分かりません。
何度か試したのち、オートロックであることに気がつきました。
失礼ですが、とてもそのような設備が整っているようには思えませんでした。
中にはまさに情報通り、必要最低限のアメニティしか置いてありません。
それでも釣り部の旅には、これで十分なのです。
さっそく買ってきたお酒とおつまみを取り出し、軽めのパーティです。
しかし久しぶりに飲んだスミノフに顔は赤らみ、お口直しにと食べたおつまみの激辛イカスナックに完全にノックアウトしました。
浴衣に着替え、すでに寝る体勢は十分です。
あいにく梅雨入りしてしまった関係で、明日は降水確率100%です‥。
そのためあらかじめ用意していた代案である、新宿のルミネでお笑いを見るというプランになりそうです。
残念ながら屋外での釣りはできそうもありませんが、それでも釣り以外のTake Actionはできるのです。
目覚ましを7時にセットします。
まだまだ明日も旅行は続きます。
それでは今日一日お疲れ様でした。
Good Night!!
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