2008年5月21日水曜日

釣り人の窮地

釣行日 2008年5月21日(水)

試合会場 某野池郡



今日は休みをどう過ごそうかと考え、朝はゆっくり寝ていたかったので、午後からは久しぶりに近所の野池を攻めてみようと思い立ちました。
しかし使用するタックルは全て管釣り使用です。
「管釣りでのプラグの練習」、という意味があったためです。
(勝負できるバスタックルがない・・というのが本音ですが。。)

何だかんだで家でボーッと時間を過ごし、出発したのは3時近くになっていました。
まずは大学時代によく勝負しに行った、ミニストップ池です。

先行者は3名いました。
駐車場から上がって、
①右側のオーバーハング付近
②対岸の高台
③左側の護岸から砂地に変わる付近
といったポイントは全て先行者が陣取っていました。

まずは様子を見るために、特にポイントのなさそうな、入口から左側の護岸で始めました。
昔と変わらず、子ギルが泳いでいます。
さて管釣り使用のためトップバッターはスプーンですが、普段使わないスプーンを練習がてら投げてみました。
当然ですが、数投してもアタリはありません。
ルアーチェンジをして少し投げてみても反応がないため、早々とスプーンを諦め小型クランクへとチェンジします。

水質が割りとクリアなため、ルアーの動きがよく分かります。
いろいろとルアーの動きを確認していると、1匹の黒い影が横切りました。
まぎれもなくブラックバスです。
目の前にルアーを落としてみますが、ソッポを向かれてしまいます。

このバスの移動した左方向に自分も少し移動してみると、一本の杭の周りに大量のギルがいました。
ほとんどが超子ギルですが、まずまずのサイズもいます。
その集団にむけて、虫をイミテートした水面に浮かぶルアーを投げてみると、一気にギルの視線はそのルアーに集中します。
しかしフッキングまではいたりません。

今度は小型クランクで狙ってみると、岸ギリギリでギルが喰いついてきました。
マスに比べ全く引きのない固体でしたが、初めてプラグでギルを釣ることができ、少し満足でした。

これだけギルが見えていると、完全にギル狙いになってしまいました(笑)
時折40オーバーのバスも姿を見せますが、奴らは全く反応を示してくれません。

そんな中、作業着のようなジャージを着た2人の男女が現れました。
2人とも30代でしょうか。
何やら池を取り囲む金属網の扉を調べています。
すると男性の方が近づいてきて、
「ここは立入り禁止って書いてあるでしょ。これから扉にカギをかけるから。」
と注意をしてきました。
どうやら行政の人のようですが、今まで普通に釣りができた池がこんなことになっているなんて、考えられませんでした。
言われるままに車に戻りました。
もうこの場所で堂々と釣りはできないのでしょうか。

複雑な心境で次に向かった先は、過去の釣行日記でも紹介されている、某カエルが釣れる池です(笑)
店長とミスターがバスを釣りあげた池でもあります。
しかし車で到着するや、目の前に見えたのは「駐車禁止」の看板です。
大学時代にみんなで行ってた時は、そんな看板なかったのに・・・
確かに民家のすぐ裏の池なので、住民の方には迷惑だったのかもしれません。
アングラーの姿が一人見えますが、違反をしながら釣りをすることはできなかったので、またしても移動せざるを得ませんでした。

最後に向かった先は、以前から注目していて今日が初めてとなる新規開拓の池です。
稚魚の群れや亀など、生命反応はあります。
そしてアングラーも2名ほどいます。

まずはミニストップ池で釣った小型クランクを投げてみると、1投目からプルルッというアタリがありました。
これは乗りませんでしたが、その後もギルと思われるアタリがありました。
少し移動して池をよく見てみると、ギルの群れにまぎれて泳いでいるじゃないですか、バスさんが。
サイズは30CM弱だと思いますが、この時点でこの池の可能性を感じました。

次にプレッソのミノーを使ってみると、バスが追いかけてくるではありませんですか!
しかしながらバスとルアーの距離は縮まらず、残念ながらバスは帰ってしまいました。
一瞬ですが、野池での久しぶりの興奮感を味わいました。

対岸が空いたので移動すると、またしても先ほどのクランクでアタリがありました。
すかさずアワセると、この池初のギルがかかってきました。
さてこのクランクですが、「上州屋」で買ったのです。
そして、「すその戦」でも使用したのです。
そうです、木にひっかかり、下のマスが大騒ぎするいうムービーに登場するクランクなのです(笑)














辺りが暗くなってきたので、派手系のクラピーで勝負してみました。
こちら側は浅瀬なので、スローに巻いて探ってみます。
するとアタリがあり、またしてもギルが釣れました。
このクランクは管釣りだけでなく、野池でも活躍してくれることが判明しました。

最後にまた最初の位置に戻ってクラピーを投げ、もう1匹ギルを追加しました。
そして完全に暗くなったので、ここで終了としました。
結果として4匹のギルをゲットしました。

もともとバスを釣ることを今日の目標とはしていませんでしたが、それでもその可能性を知ることができました。
トラウトとの狙い方の違いも、わずかながら感じることができました。
特にプラグでギルを釣ることができたのは大きなポイントです。
ただし本気でバスを狙うなら管釣使用のタックルではなく、それなりにウェポンを揃える必要があると思います。
逆に今日プラグでギルが釣れたのは、管釣りタックルだったからだと思います。
少しずつ道具を揃えていき、本気でブラックバスを狙えるように戦闘態勢を整えたいです。

それにしても久しぶりに野池に行ってみると、釣り人がいかに肩身の狭い思いをしているのかが分かりました。
なぜ立入り禁止のような措置を取るのかと文句を言いたい気持ちになりますが、今日釣りをした池にも、釣り人が捨てたと思われるゴミが落ちていました。
釣り人は自分の首を自分で絞めているのかもしれません。

0 件のコメント: